キャンプ初心者必見!ロープやペグなどを正しく使用したテントの張り方

アウトドア

キャンプの楽しみ方は、バーベキューの美味しい食事を楽しんだり、イスにもたれてリラックスしたり、さまざまな過ごし方があります。そんな楽しい時間を過ごすキャンプに欠かせないアイテムが、「テント」。

雨風をしのいでくれるだけではなく、プライベート空間も作り出してくれるのでキャンプ満足度も大きくなります。しかし、キャンプ初心者だとテントの張り方に慣れていないので、ペグを打ち込んだりロープを張ったりするのに悩まれていませんか。今回はキャンプ初心者は必見、経験者も復習できるロープやペグなどを正しく使った、テントの張り方を解説します。

キャンプ場で、スムーズにテント設営してノンストレスで楽しいキャンプ時間を過ごしてください。

1.ロープやペグなどを使用した全体的なテントの張り方の流れ

キャンプ場に到着して、テント設営をするのにテントのキレイな張り方や、ペグなどの道具の使い方が分からないと十分に楽しめませんよね。ここでは、キャンプサイトでロープやペグなどのアイテムを正しく使用した、テントの張り方について順を追って解説します。

なお、想定するテントタイプは一般的に多く愛用されている、ドームタイプのテントです。ソロキャンプ、ファミリーキャンプなどで、広く使われているテントになります。

テントの正しい張り方

  1. 最初にインナーテントを広げて、入り口を確認。
  2. テントの細かな骨組みであるフレームを伸ばしてパーツごとに並べ、しっかりと接続されているかを確認。フレームが欠損していないかを確認するようにしましょう。破損しているとテントの強度が下がってしまいます。
  3. インナーテントのスリーブにポールを通す。メインフレームを組み立てる際は、テントのスリーブに通すタイプなら「押し流す」ように通してください。出口から引っ張ってしまうと、フレームがバラけてしまうので注意が必要です。
  4. インナーテントに付いているピンをポールの先端に差し込んで、インナーテントを立ち上げる。フレームをピンに差し込む工程では、1本目のフレームを差すとインナーテントが半分に折りたたまれるので、2本目は裾を踏みながら差し込むとスムーズ。
  5. インナーテントが完成。ポールにインナーテントのフックをかけたら、フロアシートをピンと張って、四つ角をペグで仮固定します。
  6. フライシートを広げて入り口を確認。一般的に入り口のある前方には、ブランドのロゴが入っています。
  7. フライシートをインナーテントに被せる。裾部分にバックルやフックがあるタイプや、フライシートの内側にベルクロテープが付いているタイプがあるので、それぞれ固定させます。フライシートが正しく収まっていることで、耐候性の高いテントを張ることができます。
  8. ペグを打ち込む、ペグダウン作業を開始。インナーテントとフライシートの間に隙間を作ることを意識してベグダウンすると、結露防止の対策ができます。左右前後でペグを固定していきましょう。なお、地盤の硬い場所もあるので金属製のペグとハンマーがあると安心。
  9. 張り網を固定して風対策。張り網も対角ごとにペグダウンします。ペグダウン位置はフライシートから約1mほどの距離までロープを引っ張って打ち込みます。風対策とさらなる結露防止の効果が期待できるのでしっかりと対策しましょう。
  10. 完成1つ1つの工程をしっかりと進めれば、緩みやシワのないピンと張った美しいテントが完成します。テント本来の耐候性を最大限に発揮させることができます。

2.キャンプ場でテントの張り方に困らないためのポイント

キャンプ場に到着したら、車から荷物を下ろしたりキャンプの準備をしたり、スムーズなテント設営に移りたいと思います。下記では、キャンプ場に到着してからのテントの張り方に困らないポイントをご紹介します。ペグやロープを使用したテントの張り方なども、大事なキャンプの1つなのでしっかりとポイントを抑えてください。

テントの張り方に困らないポイント

Point1:家の中や広い場所でテントを実際に張って練習する
Point2:テントを張ったら撤収作業で収納する練習もする(設営の練習をすると、必然的に収納する必要も出てくるので綺麗に収納してみましょう。)
Point3:説明書を一読して、全体の流れやしっかりとした張り方を理解する
Point4:完成したテントの写真を見て、頭の中で完成形をイメージしておく

3.テントの張り方で悩まないための場所選びのポイント

テントの張り方で大切なのは、ペグやロープを正しく使ったテント設営以外に、テントを張る場所も重要になってきます。当然、ゴツゴツした岩場ではテント設営するときにペグダウンできなかったり、就寝するときに体が痛かったりします。以下では、テントを張る場所を選定するときのポイントを紹介します。テント設営のための適切な場所選びを抑えて、安全にキャンプを楽しんでください。

テントを張るときの場所選びのポイント

Point1:ペグを打ち込めそうな場所か確認する(固すぎたり、柔らかすぎたりしない地盤)
Point2:川や池などの水辺の近く、崖下・崖上などの崖付近にテントを張らない
Point3:平らな場所でテントを張る
Point4:風の通り道のような場所にはテントを張らない見極められない場合は、しばし様子を見たり強風に気をつける
Point5:登山道の近くは人流が多く、通行の邪魔になるので避ける

4.テントの種類

テントと一言いっても、実にさまざまな種類が存在します。最近では、新型コロナウィルスの影響も相まって空前のキャンプブームとなり、100均などでもキャンプ用品が販売されているほど。各種ホームセンターではワンタッチ式のテントなどの、1人でも簡単に設営できるテントも販売されています。以下では、一般的に出回っているテントから少し特殊な種類のテントまで、代表的なテントをご紹介します。

各種テントの種類

ドームテント軽量さと収納時のコンパクトさが特徴的なタイプ。ソロからファミリーまで幅広く利用可能。
ワンポールテント中央のメインポールのみで全体を支える円錐型のテントタイプです。インディアンテントやモノポールテントとも呼ばれるテントで、コンパクトなのでソロキャンプと相性が良いテント。
ツールームテントリビングスペースと休憩スペースの2部屋確保できる、快適さが魅力的なテント。中級からハイエンドモデルが中心ですが、初心者でも設営することも可能。
ソロテントその名の通り1人用のコンパクト性に優れたテント。ソロキャンプやバイクツーリングキャンプなどで絶大な人気を誇るテントで、快適性にも定評があります。
ロッジ型テントロッジ型テントの特徴は、天井高四隅に高さがあるので空間全体が広くなり快適性が高いというポイント。キャンプを代表するスタンダードテントの1つです。
特殊タイプテント小型テントや大型テント問わずに、各ジャンルに分類されない個性的な形のテント。インナーテントを取り外してタープとして使えるなどの、複合機能を持ち合わせた経験者向けのテント。使いこなせるようになれば、キャンプ中の快適性が格段に向上します。
ワンタッチテントワンタッチテントは、その名の通り展開ボタンを押すと1人でも簡単にテントを張ることのできる便利なテント。傘を広げるような感覚で簡単に設営できて、豊富な形のワンタッチテントが存在します。
  1. ドームテント:
    軽量さと収納時のコンパクトさが特徴的なタイプ。ソロからファミリーまで幅広く利用可能。
  2. ワンポールテント:
    中央のメインポールのみで全体を支える円錐型のテントタイプです。インディアンテントやモノポールテントとも呼ばれるテントで、コンパクトなのでソロキャンプと相性が良いテント。
  3. ツールームテント:
    リビングスペースと休憩スペースの2部屋確保できる、快適さが魅力的なテント。中級からハイエンドモデルが中心ですが、初心者でも設営することも可能。
  4. ソロテント:
    その名の通り1人用のコンパクト性に優れたテント。ソロキャンプやバイクツーリングキャンプなどで絶大な人気を誇るテントで、快適性にも定評があります。
  5. ロッジ型テント:
    ロッジ型テントの特徴は、天井高四隅に高さがあるので空間全体が広くなり快適性が高いというポイント。キャンプを代表するスタンダードテントの1つです。
  6. 特殊タイプテント:
    小型テントや大型テント問わずに、各ジャンルに分類されない個性的な形のテント。インナーテントを取り外してタープとして使えるなどの、複合機能を持ち合わせた経験者向けのテント。使いこなせるようになれば、キャンプ中の快適性が格段に向上します。
  7. ワンタッチテント:
    ワンタッチテントは、その名の通り展開ボタンを押すと1人でも簡単にテントを張ることのできる便利なテント。傘を広げるような感覚で簡単に設営できて、豊富な形のワンタッチテントが存在します。

簡単設営できるおすすめのテント

キャンプでは時間を要するものの1つがテント設営です。そのテント設営の時間を大きく短縮してくれる、簡単設営が魅力的なおすすめのテントを以下でご紹介します。

コールマン タフワイドドーム

アウトドアブランドの中でもトップブランドの1つであるコールマン。2017年からクリップ形状を変化させて、コールマンの名盤である「タフワイドドーム」が、1人でも簡単に設営できる仕様になりました。

ロゴス エアマジックドーム

こちらは名前の通り空気を入れれば3分以内で簡単に設営することができる、ロゴスのテントです。浮き輪に空気を入れるような感覚で簡単に設営できてるほかに、総重量も7.2kgという軽さなので扱いやすいおすすめのテント。

DOD プレミアムワンタッチテント

インナーテントをポールに装着してセットした後に、傘を開くようにポールを広げれば簡単に設営が完了する簡単テント。

まとめ

テントを上手に張るためには、全体の流れを抑えたりテント設営する場所を的確に選ぶ必要があることが理解できたと思います。テントを張るときの全体的なポイントは、以下の内容です。

<テントを上手に張るコツ>
・テント設営の流れをしっかりと把握しておく
・完成形の写真を確認して説明書を熟読
・事前に設営の練習と収納練習をしておく


<テント設営地の見極めポイント>
・ペグを打ち込めそうな場所か確認する(固すぎたり柔らかすぎない地盤)
・川や池などの水辺の近く、崖下崖上などの崖付近にテントを張らない
・平らな場所でテントを張る
・風の通り道のような場所にはテントを張らない
・見極められない場合は様子を見て強風に気をつける
・登山道の近くは人流が多くて通行の邪魔になるので避ける


<テントの主な種類>
・ドームテント
・ワンポールテント
・ツールームテント
・ソロテント
・ロッジ型テント
・特殊タイプテント
・ワンタッチテント

慣れるまではテント設営に一苦労しますが、慣れてくるとワクワクに変わります。これから始まるキャンプ生活に心を躍らせながら、テント設営ができるようになると思うので、ぜひ今回のポイントを抑えて楽しいキャンプをお過ごしください。

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