秋冬キャンプを楽しく過ごすための寒さ対策とおすすめのアイテム

アウトドア

秋冬キャンプに興味があるけれど、夏場のキャンプと違って寒さ対策に注意しなければいけません。寒い時期のキャンプを楽しく過ごすための方法はご存知でしょうか?秋冬キャンプを快適に過ごすためには、通常のキャンプ用品のほかに寒さ対策のアイテムや、楽しいキャンプ生活にする工夫が必要です。

寒さを我慢するのに精一杯で楽しめなかったということのないように、必須アイテムや寒さ対策をしっかりと理解して、楽しい秋冬キャンプを過ごしましょう。

秋冬キャンプを思う存分満喫するために必要な寒さ対策

秋冬キャンプで一番注意しなければいけないポイントは寒さ対策です。

秋は朝晩の寒暖差が大きいので、日中が暖かくて快適に思えても太陽が沈んだ途端に体感温度が一気に下がります。TVの天気予報を参考にした服装選びではなく、肌寒い時期のキャンプに適した服装を選ぶように注意しましょう。

キャンプ場のあるようなエリアは都市部に比べて気温も低く、一般的には標高が100m高くなるごとに外気温はおおよそ0.5℃下がります。服装選びの豆知識として覚えておいてください。下記は、秋冬キャンプのための寒さ対策です。

秋冬キャンプの寒さ対策

秋冬に適した暖かな服装

: ゴアテックスブーツ、ボアブーツ
下半身 : 厚手の靴下、レッグウォーム、冬用レギンス、裏起毛パンツ
上半身 : ベースレイヤー(インナーシャツ、吸湿速乾性の優れたもの)、ヒートテック、フリース、ダウンベスト、アウトレイヤー(上着)、厚めの手袋
頭部 : 帽子、イヤーマフ(耳あて)、ネックウォーマー

スカート付きテント

・地面とテントの間にある空間を塞ぎ、雨風の吹込みを防いでくれる部分。
・一般的な冬用テントには標準装備されている。

シート、マット類の徹底

グランドシート銀マット(アルミマット)orインナーマットEVAマットEVAマットは底冷え対策になるクッション性の高いマットで、ビーチサンダルなどに使用されている柔らかくてクッション性のある素材。

寝具類の徹底

マット、シュラフ(寝袋・マミー型は保温性が高い)、ブランケット
・焚き火で暖を取る、カイロや湯たんぽを使用
・電源付きサイトを選ぶ
・標高の低いキャンプ場を選ぶ

寒さ対策におすすめのアイテム3選

秋冬キャンプにはさまざまな寒さ対策用のアイテムが欠かせません。中でも服装は性能の高いものを選ぶとより快適性も向上するので、妥協したくない人は高品質なものを選ぶようにしましょう。

ですが、アウトドア専用の服装は値段も高いのでヒートテックインナーなどをうまく活用することで、費用を低く抑えることが可能です。現在は、インナーアイテムはユニクロなどのファストファッション店でも高品質なものを入手できるようになってきました。予算と相談しながら「安物買いの銭失い」にならないように意識することが大切です。

以下は、秋冬キャンプにおすすめの寒さ対策アイテムです。理想のキャンプにするための参考にしてください。

秋冬キャンプのおすすめ寒さ対策アイテム

①アウトドア石油ストーブ

3万円台から購入できるリーズナブルな石油ストーブ。万が一、本体が転倒してしまっても、石油がこぼれにくい二重タンク構造を採用しているので安心して使えます。そのほかにも暖を取る以外に、やかんの湯沸かしとしての併用もできる優れもの。

女性でも扱いやすいダイヤルタイプの簡単電子点火式で、ニオイを抑えるニオイセーブ消火機能も付いてます。可愛いデザインで女性キャンパーからも人気のある万能石油ストーブです。

注:冬季のキャンプなど、火器類を扱うアウトドアでは毎年テント内での暖房使用に起因する一酸化炭素中毒発生の死亡事故が発生しています。一酸化炭素警報器を用いたり、適度な換気を行うことでしっかりと対策をしましょう。

②ダウンパンツ

世界中のトップクライマーから絶対的な信頼を誇る、アメリカ生まれの高性能・高感度の本格的アウトドアブランドが提供するダウンパンツ。ダウン系アイテムの低い耐水性を克服した、高いはっ水加工を施したダウンパンツなので雨や朝露で濡れても、かさ高をキープしながら高い保温性を維持する優れもの。アウターパンツの上から履いてもレギンスの上から直穿きしても、どちらでもお好みのスタイルで使えます。

③フリース

保温性の高いアウターは、秋冬アウトドアライフを快適にしてくれる頼もしいアイテム。しかし、暖かなアウターのデメリットはかさばりや重さです。モンベルのユニセックスフリースなら、かさばり過ぎず薄過ぎずこれ一枚で動きやすいので、火を扱うシーンでも楽々ムーブが可能になります。高い保温性も持ち合わせたおすすめアウター

寒さ対策を考慮した秋冬キャンプの楽しみ方

グリーンシーズンのキャンプの楽しみ方は、体と大自然をめいっぱいに使ったアクティビティが魅力的ですが、秋冬には別の楽しみ方があります。下記では、秋冬キャンプを思う存分楽しむためのコンテンツをご紹介。自分に合った楽しみ方をイメージしながらご覧ください。

秋冬キャンプの楽しみ方

  • 焚き火
  • グルメ、秋の味覚BBQ、鍋
  • 温泉
  • テント内コタツ
  • 森林浴
  • 秋冬の澄んだ夜空の天然プラネタリウム

焚き火やロウソクをはじめとした火の揺らめきにはリラックス効果があり、Youtubeでも焚き火が永遠に燃え続けるだけのムービーが投稿されるほど。眺めているだけでも心が落ち着いて安らぐことができます。

また、秋冬キャンプの焚き火にはリラックス効果の他にも、暖を取る目的や料理のために使用することができる一石三鳥の使い道もあります。焚き火には専用の台も必要になってきますが、秋の味覚のアウトドア鍋を味わうこともできるおすすめコンテンツ。

秋冬キャンプの必要アイテムを準備するお役立ち情報

グリーンシーズンのキャンプと比べて、秋冬キャンプでは寒さ対策のアイテムを多く用意する必要があります。下記では、秋冬キャンプのアイテムを選ぶときのポイントや、使用するときの注意点、その他お役立ち情報をご紹介します。

秋冬キャンプのアイテムを選ぶポイント&お役立ち情報

①シュラフ選びで意識するポイント

シュラフには、下記3つの表記があります。
・「限界使用温度
・「快適使用温度
・「下限温度
シュラフ選びでは「限界使用温度」と「快適使用温度」を参考に選びましょう。限界使用温度とは、一定の温度までなら耐えることができるという温度域。快適使用温度とは、快適に寝ることのできる温度域。秋冬なら-10℃以下まで下がることもあるので「-10℃前後」だと安心です。

②テント内の換気は絶対にする

秋冬キャンプでは、夜間にテント内で暖を取るのにヒーターを使用します。隙間があると風が通って寒く感じますが、テントが密閉されているとヒーターから出る一酸化炭素によって「一酸化炭素中毒」を起こしてしまいます。テントにはベンチレーションと呼ばれる換気口が装備されているので、ベンチレーションを必ず開けるように注意してください。

③テント内のおすすめアイテム

テント内でヒーターを使うときは熱を効率よく循環させるために、小型のファンがあると、空間全体が暖まりやすくなります。一酸化炭素中毒の対策として「一酸化炭素アラーム機」があるので、テント内への設置をお忘れなく。

④秋冬キャンプに適したキャンプ場選び

秋冬キャンプを快適にする方法は、寒さ対策のためのアイテム以外にも、AC電源付きサイトのあるキャンプ場を選ぶこともおすすめです。ACアダプターがあればテント内にヒーターを設置しなくても、電気毛布やホットカーペットで快適に就寝できます。

⑤キャンプをワンランクアップするポータブル電源

ポータブル電源があると、PC・TV・スマホなどの日常的なアイテムも使えます。ポータブル電源を選ぶときは「大容量かつ軽量・高耐水性・高耐熱性・高耐寒性・ソーラーパネル充電機能」などの性能を備えた製品がおすすめ。代表的なメーカーはAiper(アイパー)などがあります。また、ポータブル電源を購入するときには、電力がどのくらい持つのかを自動計算してくツールがあるのでこちらもおすすめです。

■ポータブル電源自動計算ツール

まとめ

秋冬キャンプが楽しい思い出になるかどうかは、寒い夜を快適に過ごせるかどうかにかかっています。寒さ対策をまとめた主な内容は以下のとおりです。

<秋冬キャンプの寒さ対策>
①秋冬に適した暖かな服装
②スカートつきテントをチョイス
③シート、マット類を徹底
④寝具類を徹底
⑤焚き火で暖をとる、カイロや湯たんぽを使用
⑥電源付きサイトを選ぶ
⑦標高の低いキャンプ場を選ぶ

<秋冬キャンプの寒さ対策におすすめのアイテム>
①アウトドア石油ストーブ:トヨトミ石油ストーブ レインボー
②ダウンパンツ:Marmot(マーモット)_デュースダウンパンツ
③フリース:mont-bell_ユニセックス_フリースジャケット_3カラー

<秋冬キャンプの楽しみ方>
①焚き火
②グルメ、秋の味覚BBQ、鍋
③温泉
④テント内コタツ
⑤森林浴
⑥秋冬の澄んだ夜空の天然プラネタリウム

<秋冬キャンプのアイテムを選ぶポイント&お役立ち情報>

①シュラフ選びで意識するポイント
②テント内の換気は絶対にする
③テント内のおすすめアイテム
④秋冬キャンプに適したキャンプ場選び
⑤キャンプをワンランクアップするポータブル電源→■ポータブル電源自動計算ツール

寒さの厳しくなる秋の季節は、紅葉にグルメに天然プラネタリウムに自然の芸術が盛りだくさんの心踊る季節です。今回は万全の準備を想定した細かなアイテムが数多く登場しましたが、夜の寒さに耐えることができれば問題ありません。もしも寒い経験をしてしまっても、次のキャンプに活きる良い経験ができたと思えば、大きな一歩を得ることができた証です。

短くも美しい秋の思い出を1つでも多く作るために、今回ご紹介したポイントをしっかりと抑えて、万全の準備でキャンプを楽しんでください。

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