いよいよ6月に入り梅雨本番です。
青々と生い茂った木々が美しい、新緑が見頃の季節となりました。梅雨の登山に必要な装備やおすすめの服装は難しいので、どんなものがいいのか分からなくて悩みますよね。
天気のいい日の登山と違って足元や視界も悪く、温度変化にも気をつけなければいけません。一方、注意事項を抑えて事前準備をすれば、ほかのハイカーが少ない季節なのでおすすめでもあります。
今回は、梅雨シーズンの登山に役立つ情報やおすすめの装備などを紹介。
ほかの登山客が少ない時期だからこそ万全の準備をおこなって、雨露に濡れた神秘的で人気の少ない山を満喫しましょう。
梅雨に登山をしても大丈夫?
普段よりも足元や視界条件が悪い梅雨の登山ですが、しっかりと準備を整えれば大丈夫です。むしろほかのシーズンに比べて登山客も少ないので「雨のち晴れ」という天気予報の日に登山できると、プライベートマウンテンの気分を味わえる。また、雨上がりのキラキラした景色も楽しめるので、実はおすすめの季節でもあるんです。
梅雨の登山の服装については、防水性と透湿性(蒸れ防止)を意識してコーディネートすると快適に登ることができます。
梅雨シーズン登山のおすすめ装備
梅雨の登山も、通常の季節と比べて用意する装備は大きく変わりません。しかし梅雨の登山は足元が悪かったり気温が低かったりするので、特に以下の装備を用意してください。
・レインウェア
・トレッキングポール
・ゴアテックスタイプのハイカット登山靴
ほかにも梅雨の登山におすすめの道具があるので、以下で詳しく解説します。
UL(ウルトラライト)リュック
<商品概要>
梅雨の登山には、アウトドア業界で話題のUL(ウルトラライト:軽量化を目的としたギア)がおすすめ。必要以上に装備を持たず、自然を深く感じる考えから誕生したムーブメントアイテムです。類似アイテムとして、素早く長距離を移動するのに使うFP(ファストパッキング)もおすすめできます。
<商品詳細>
・商品名:patagonia「 バックパック」
・サイズ:約/W28cm×H43cm×D15cm・20L・梱包時320g
・金額:24,453円(税込)
インナーバッグ・ザックカバー
<商品概要>
ザックカバーは、背中とリュックの間に隙間が生じるため完全に雨を防げるわけではありません。しかし雨に対して無防備な状態に比べれば、大半の雨を防いでくれる便利な装備です。カバーのボトム部分に取り付けられている「水抜き」機能付きのものがおすすめ。小分けでスマートフォンや、エイドキットなどの小物類を分別できるスタッフバッグも便利です。
<商品詳細>
・商品名:SEA TO SUMMIT「eVACドライザック」
・サイズ:約/27.9×25.4×15.2cm・65L
・重量:206g
・金額:4,730円(税込)
SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) eVACドライザックXXL 1700084
トレッキングポール
<商品概要>
梅雨でぬかるんだ山肌は、想像以上に滑るので十分に注意して歩きましょう。ほかの季節でも登山をするときには、トレッキング用の専用シューズが必要です。なかでも、特にトレッキングシューズを意識しなければいけないのが雨天時の登山。場所によっては落ち葉もたくさんあって非常に滑りやすくなっているので、トレッキングポールは必須装備といってもいいでしょう。
<商品詳細>
・商品名:ブラックダイヤモンド「トレイルポール」
・サイズ:長さ約140cm
・重量:360g
・金額:11,450円(税込)
ブラックダイヤモンド トレイル BD82380
防水性のある手袋
<商品概要>
梅雨の登山は全身が雨で濡れるだけではなく、日によっては風が吹いて体温が低下することもあります。また、雨に濡れて手足などの末端が長時間冷たい状態になると、低体温症の危険性も。
そのほか、雨が止んでも2日〜3日は足元が常に滑りやすい状態にあるので、素手だと転んだときに怪我をする危険性も考えられます。手袋を選ぶときは、吸水性の高いコットン手袋ではなく、速乾性があったり防水性の高い手袋がおすすめです。
<商品詳細>
・商品名:MILLET(ミレー)「登山用グローブ」
・サイズ:M_全長21.5cm・手首まわり14cm
・金額:4,845円(税込)
[ミレー] 登山用グローブ WARM STRETCH TREK GLOVE(ウォーム ストレッチ トレック グローブ)
梅雨の登山にあると頼もしいアイテム
梅雨の登山で注意しなければいけないのが雨です。雨によって引き起こされるさまざまな危険性を想定しなければいけません。雨が降っているときには、具体的に以下のような「危険な事象」が考えられます。
・スリップによる滑落
・土砂崩れ
・濃霧での視界不良による遭難
・装備不足による低体温症
・川の増水による鉄砲水など
また、梅雨の季節や雨天の登山で注意が必要なのが「ヤマビル」です。一度噛みつかれたら慎重に対処する必要があります。そのほかにも、梅雨の登山では以下のアイテムを用意しておくと安心です。
・ポイズンリムーバー
ハチやブヨに刺されたり、ヘビに噛まれたときに毒を吸い取ってくれる小型アイテム
・ヒル避けスプレー
・化学繊維タオル
コットンタオルは保水性が高く、乾きにくくて重くなるためスポーツ用の速乾性の高いタオルがおすすめ。
梅雨の登山の魅力
梅雨の登山は、ほかの季節に比べて注意する点や用意する装備が多くなります。しかし、注意点を把握して事前準備をおこなうことで雨の日にしか見ることのできない「さまざまな山の表情」を見ることができます。
以下に、「梅雨に登山した人にしか味わえない魅力」をまとめました。
・ほかの登山客が少ない
・雨の日ならではの景色が楽しめる
・サバイブ力がアップする
・普段よりもカエルの声や鳥の声、雨の音などの自然の音が多く聞ける
・タイミングがよければ雨上がりの景色をみられる
まとめ 梅雨の登山は無理をしないように!
梅雨の登山ではいつも以上に足元に注意して、「防水性・透湿性」を意識した服装で出掛けましょう。普段の登山に比べて装備が多くなるだけでなく、全身が雨に濡れるのでさらに重く感じてしまうため、軽量化アイテムも意識してください。少しでも軽量化を意識してUL(ウルトラライト)ギアを選ぶと、登山が楽になるのでおすすめです。
今回の内容を参考にして、ぜひ安全第一で梅雨の登山にトライしてみましょう。
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