渓流釣り用ウェアの選び方・初心者と釣りガールのために解説

アウトドア

日本は渓流釣りが盛んです。ルアーやフライをキャストしながら、美しい木々とおいしい空気、そして清々しい川の流れを感じれば、心も美しくなれるというものです。

そんな渓流釣りは、アウトドアアクティビティの中でもとても人気になっています。これから渓流釣りを始めようと考えている人も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、渓流釣りで必要なウェアや装備について解説しています。

渓流では流れに立ち込んで釣ることも多いので、ウェアや装備はとても大切です。ぜひ参考にしてください。

危険の多い渓流釣りはウェアや装備が大切

大自然を肌で感じながら釣り歩き…これは渓流釣りの大きな魅力です。

季節ごとに移り変わる木々の色、小鳥たちのさえずり、虫たちの羽音、川のせせらぎ、すべてを感じながら自然と一体になれる渓流釣りは、アウトドアアクティビティの素晴らしさを再認識させてくれます。しかし、そんな大自然には危険が付き物です。

山間部を流れる渓流周辺には、クマやスズメバチなどの危険な動物や虫も生息しています。渓流周辺には苔が生えてすべりやすくなっている場所もたくさんあります。

そのため、渓流釣りを楽しむためには、釣りのタックル(道具)だけではなく、ウェアなどの装備についてもしっかり準備しておかなければなりません。

渓流釣りのウェア

渓流釣りでは、川の中に入るだけではなく、岩をよじ登ったり、草むらの中に入り藪漕ぎしたりする場合もあります。

そのため、軽装では渓流釣りはできません。また、渓流周辺の天気は急変するので、雷や急な増水に備えることも重要です。

ケガや虫刺されを防ぎ、また、クマやイノシシなどの野生動物に出会わないために、渓流に適したウェアと装備を必ず調えてから釣りに出かけましょう。

絶対に必要な渓流釣りのウェアと装備

渓流釣りに必要なウェアと装備をまとめてご紹介します。基本としてこれらのウェアや装備は必ずそろえておきましょう。

渓流釣りだけではなく、ほかの釣りでも使えるものもあります。

帽子

帽子は、日射しはもちろんのこと、釣り針が刺さる事故からも頭を守ってくれる、釣りの必需品です。

特に釣り専用の帽子ではなくても問題はありませんが、防水性や通気性などの機能を考えると、釣り具メーカーやアウトドアブランドの帽子がいいでしょう。

偏光サングラス

偏光サングラスも必ず用意しましょう。

偏光サングラスは日射しや釣り針から目を保護してくれるだけではなく、水面の乱反射を軽減してくれるので、魚の位置や水中の地形を把握するのに役立ちます。

渓流釣りだけではなく、ほかのすべての釣りで役立つアイテムです。

フィッシンググローブ

フィッシンググローブも、ほとんどの釣りで共通して使えるアイテムです。

渓流では小さなルアーやエサ、針などを扱うことが多いので、あまりゴワゴワしたタイプのグローブは使いにくいかもしれません。

レインウェア

山の中を流れる渓流周辺の天気は変わりやすいので、レインウェアは必需品です。

釣具屋さんやアウトドアショップでは、さまざまなレインウェアが販売されていますが、あまりにも安い製品は機能的に劣るのでおすすめできません。

渓流釣りに移動は付き物なので、動きやすさとともに通気性、撥水性などの機能も重視して選びましょう。

ウェーダー(または長靴)

ウェーダーは、川の中に立ち込むために着用する、渓流釣りでは欠かせない装備です。川によっては長靴で問題ない場合もあるので、フィールドに合わせて選ぶことになります。

ウェーダーは3種類に分けられます。

左右の長靴部分が独立したタイプのウェーダーを、ヒップウェーダーと呼びます。ヒップウェーダーは股下までしかカバーしてくれないため、浅い川向けのウェーダーだといえるでしょう。

次に、ウエストハイウェーダーです。こちらはジーンズと同じ形状で、腰までカバーしてくれるウェーダーです。着脱しやすさなら、このウエストハイウェーダーが最も優れています。

そして最後はチェストハイウェーダー。胸までカバーしてくれるウェーダーです。魚屋さんチックなウェーダーですが、最も普及しています。基本的には、このタイプのウェーダーを選んでおけば間違いありません。

釣りガール向けの渓流釣りウェアと装備

ここからは、釣りガール向けに、あるとうれしい渓流釣りウェアと装備をご紹介します。

アームカバー

アームカバーは、日焼けや虫刺され対策として、絶対に準備しておきたいウェアです。

アウトドアブランドから、おしゃれなものも販売されているので、ファッションにうるさい釣りガールの皆様でも納得できる製品は必ず見つかります。

レギンス

渓流釣りではウェーダーを着用するため、下半身も汗をかきやすくなります。

速乾性があるスポーツやアウトドアアクティビティ向けのレギンスを着用すると、釣りの最中も気持ちよく過ごすことが可能です。

撥水ジャケット

渓流周辺は、朝夕と日中の気温差が大きいので、暖かい時期でもジャケットが欲しくなることがあります。

そんなときに、あるとうれしいのが撥水ジャケットです。各アウトドアブランドから、おしゃれなものが販売されているので、ぜひチェックしてみてください。

ウェアとともに虫除けやクマ鈴も用意

渓流周辺にクマが出没する地域もあるので、そういう地域に釣行する際は、クマ除けの鈴を必ず用意しましょう。

また、夏~秋にかけては特に、虫刺され対策としてスプレータイプの虫除けは必需品です。

まとめ

渓流釣りに必要なウェアと装備についてご紹介してきました。

渓流釣りは、自然と一体になって楽しめるアウトドアアクティビティですが、危険と隣り合わせであることも忘れてはいけません。

安全に楽しむために、基本のウェアと装備は必ず用意してから釣りに出かけてください。

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