忙しい方にもおすすめ! カラーリーフで秋冬も華やかなガーデニングを!

暮らし

「カラーリーフ」をご存じですか? 花ではなく色のある葉を楽しむ植物の総称で、ガーデニングでは人気のジャンルです。

カラーリーフには、ピンク、白、キャラメル色、紫色など、葉とは思えないような豊富な色が揃い、彩りを与えてくれます。特に、秋冬の花が少なくなる時期にカラーリーフがあると目を楽しませてくれ、心も明るくなります。カラーリーフはお手入れも簡単で、華やかさもあり、庭づくりには頼りになる存在です。

忙しい毎日を送っていて、季節に合わせた花を植えられない方にもおすすめです。そんなカラーリーフをタイプ別に分けて、品種や特徴をご紹介していきます。

常緑タイプ

まずは植えっぱなしでも大丈夫な常緑タイプのカラーリーフをご紹介します。常緑タイプとは、一年中地上部が枯れずに葉を残す種類のことです。鉢植えで育てる場合には、年々根が生長して土の中に詰まってしまうので、2年に1回程度、植え替えをする必要があります。

ヒューケラ

ヒューケラの最大の魅力は、豊富なカラーバリエーションです。北アメリカ原産のヒューケラは、原産地には50〜60種類もの品種が自生しています。ヒューケラという不思議な響きの名前は、ドイツの医学者であり植物学者でもあったホイハー(Heucher)の名前から来ているそうです。

ヒューケラには、日本ですぐ手に入る園芸品種でも、10種類ほどもの色があります。日本名は「ツボサンゴ」といいますが、これは葉ではなく花に由来した名前です。ヒューケラの花はまるで壺のような形をしていて、サンゴのように密集して咲くことからこの名がついたのです。

美しい色の葉だけでなく、花も素敵なヒューケラ。乾燥しすぎないように気をつければ、丈夫で手間もかかりません。花の代わりになるぐらい鮮やかなカラーの葉が揃っていますので、お気に入りの色を探してみてはいかがでしょうか?

ハツユキカズラ

ハツユキカズラは、日本中の公園や花壇、緑地などによく植えられているカラーリーフです。

手入れなどがされていない場所でも元気に葉を茂らせている姿から、ハツユキカズラの丈夫さがわかります。その丈夫さとは似つかわしくないほど、ハツユキカズラの葉は可愛らしい色合いをしています。ピンク色や白が混ざったハツユキカズラの葉があれば。花のない時期にも寂しくないガーデニングができるでしょう。

ハツユキカズラは、お写真のように赤に近い濃いピンク色に紅葉することでも知られています。紅葉させるためには生育状態が良好であることが大切だと言われます。より元気に育てるためには、日向におきましょう。

また、ハツユキカズラの花がピンク色ではなく緑色になってしまった、という声も聞かれます。これはピンク色に色づくのは新芽だけだからです。ピンクや白を含んだ葉色を長く楽しむためには、こまめに剪定して、いつでも新芽が出ている状態にします。剪定しながら育てることや、もともと大きく広がりにくい性質を持つこともあり、ハツユキカズラは狭いスペースで育てるのに向いています。プランターや庭に少し空きスペースがあれば、ハツユキカズラを植えてみませんか?

アジュガ

アジュガの花は紫色で美しく、葉が緑色の品種も多くあるので、カラーリーフというイメージはないかもしれません。カラーリーフとしておすすめのアジュガは、葉が紫がかった品種です。花の色もきれいなうえに、葉も紫系の素敵なニュアンスカラーをしていますので、一つあれば花も葉も楽しむことができます。

しかし、気になることは、アジュガについて調べると、検索の候補ワードに「植えてはいけない」と出てくること。その理由は、アジュガの旺盛な繁殖力にあります。植えてはいけない、というのは、周囲の植物の生長をさまたげてしまうことがあるので気をつけましょう、という意味でした。勢いがあるので、庭に地植えにする場合には、スペースを確保しておいた方がよいでしょう。 

一方、アジュガ を植えてもあまり増えないという情報もあります。広がるかどうかは環境によるところが大きいようです。美しいだけでなく、丈夫で育てやすいので、アジュガ。気に入ったら、恐れることなく植えてみましょう。

一年草タイプ

続いて、一年草ではあるものの鮮やかな色合いに捨てがたい魅力があるカラーリーフをご紹介します。枯れてしまったらおしまい、というはかなさはありますが、花よりはずいぶんお手入れが楽な上、長く持つので、ガーデニングの強い味方になってくれるでしょう。 

コリウス 

オーストラリア原産のコリウスは、耐寒温度が15℃と寒さに弱いため、日本では一年草として扱われています。関東地方の11月の平均気温が15℃ぐらいですので、よほど暖かい地域でないと屋外で冬を越すのは難しいでしょう。コリウスの特徴は、他のカラーリーフにはない鮮やかな濃いピンク色です。苗は5月頃から出回り始めます。寒くなる11月まで、およそ半年にわたり長く楽しめるので、価値のある一年草と言えるでしょう。

葉の色だけでなく形にもおしゃれな雰囲気があり、見映えのよいコリウスですが、ひと手間加えるともっと楽しめます。葉が大きくなってきたら、その大きな葉を剪定していくのです。大きな葉の下には、小さな葉がたくさん隠れていますので、小さな葉に日を当てることによって、コリウスはこんもりとした形になっていきます。

葉が小さめの方が、コリウスの少し派手な感じが抜けて、可愛らしくなります。もちろん大きな葉を残しても良いですし、好みに合わせて剪定も楽しんでみましょう。

最後に、コリウスの冬越しについてです。庭に地植えする場合には気候に合わなければあきらめるしかありません。しかし、鉢植えの場合には、寒くなる前の10月ぐらいから屋内に入れることで、冬越しをさせることができます。本来は日当たりや風通しの良いところを好みますので、屋内に入れっぱなしせず、窓を開けたり外に出しながら管理してください。

おわりに

カラーリーフは、肥料に気を配ったり害虫がついてしまったり、という大変さがなく、あざやかな葉の色で花と同じような存在感を出してくれます。

お仕事や子育て、介護などでお忙しい方が、とりあえず先に植えておく植物としても、最適だと思います。カラーリーフさえ植えておけば寂しい感じがしないので、花は余裕のあるときにプラスすればよい、というとても楽なガーデニングができるのです。

カラーリーフだけをいくつか植えたり、花と組み合わせたり、ライフスタイルに合わせて無理のないガーデニングを楽しんでくださいね。

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