体験からはじめよう!
近年、何かと制限されることが多く気分も沈みがちになるこの頃ですが、しっかりと対策をして、マナーを守りながらおもいっきり夏を満喫したいものです。
そこで今回は、夏にピッタリのアクティビティを2つ紹介していきたいと思います。
まず1つ目は、スキューバーダイビングについて。そして2つ目が、スキンダイビングについてです。
これらはどちらも海中を楽しむマリンスポーツです。では早速、スキューバダイビングとスキンダイビングの魅力と違いについてお伝えしていきましょう。
スキューバダイビングについて
スキューバダイビングとは、スキューバダイビング(英: scuba diving)、別名スクーバダイビング とも言われています。スキューバダイビングを簡単にお伝えすると、タンクを背負って海の中を潜ることで水中でも自由に呼吸をしながら泳ぐことのできるアクティビティです。タンクはこちら↓写真のようなものです。
タンクを背負い水中呼吸
スキューバダイビングでは、このようにタンクを背負って潜るのが特徴になります。このタンクには空気を圧縮して入れています。いわば「圧縮空気」が入っている状態です。重さは、約16kg〜約17kgになり、水中での呼吸源になります。これを背負うことで、水中で呼吸しながら海の中を楽しむことができます。場合によってこの重みに耐えるのが難しく感じることもあるがあるも知れませんが、実際は無重力ですので、すべての人がタンクを重く感じるというわけではありません。また、スキューバーダイビングは、インストラクターのもと泳ぐ以外、つまりは一人で潜るには機材のケアや装着などの様々な知識も必要になるため、しっかりとした基礎知識を学ぶことも必要となります。
スキューバダイビングの魅力
スキューバダイビングの何よりの魅力は、背中のタンクから空気をおくることで水中でも呼吸ができるため、普段目にすることのできない珍しい魚や珊瑚をゆっくりと観察できることです。海中で写真を撮る際にも集中して撮影できるのが大きな魅力です。一度潜るとその魅力にとりつかれてライセンスを取得する方も多いです。ライセンスを取得すれば、より深く海に潜る(体験は5.6メートルまで)ことも可能です。また、泳ぎの苦手な方でもダイビング専用のプールのある施設や、専門ショップの体験などで泳ぐ楽しさを知ることもできます。
こんな方にオススメ!
✔ 海の中に深く潜りたい
✔ ゆっくり魚の観察をしたい
✔ 無重力や浮遊感をゆっくりと楽しみたい
スキンダイビングについて
スキンダイビングとは、「素潜り」とよく似ています。素潜りとは、水中めがねなどを使用して顔をつけるか、何も装備せずに潜水するのが一般的です。
自身の呼吸で潜水
スキンダイビングは、先程のタンクなどの水中呼吸装置を使用せず、このように↑自身の呼吸だけで潜水します。また、マスク、スノーケル(シュノーケル)、フィンなどの器材を使用する海洋性レクリエーション、もしくはウォータースポーツとしての意味合いが強いのですが、この使い分けは明確に定義されているわけではありません。スキンダイビングのうち、より競技性の強いものが、フリーダイビングと呼んで区別することが多いです。
スキンダイビングの魅力
スキンビングの魅力は、何といっても簡単な装備で海の中を体感できる身軽さです。タンクを背負わない分、軽やかに海の中を楽しむことができます。また、スキューバ同様に無重力や浮遊感といった日常では体感できない感覚を得ることができるのも魅力です。そして、スキューバに比べて無音に近い状態なので、海の中を静かに楽しんで頂くこともまた魅力のひとつです。スキンダイビングは呼吸装置無しでのダイビングですが、練習を重ねれば10mほど到達できるようになります。身軽で楽しめるのが特徴なこともあって、水着だけの着用で泳ぐ方も多くいます。ですが、写真↑のようにスーツを着用すれば体に負担をかけること無く、低水温の海でも楽しんで頂けます。こちらも、泳ぎの苦手な方は専用のプールのある施設や、専門ショップの体験などで泳ぐ楽しさを知ることもできます。
こんな方にオススメ!
✔ 無音で静かに浮遊感を味わいたい方
✔ 身軽で軽やかに海の世界を楽しみたい方
終わりに
いかがでしたか?
今回は、スキューバダイビングとスキンダイビングの2つを紹介させていただきました。
どのスポーツもそうですが、初心者は専門の方からの教えが必要となります。全く知らない状態から、さぁやってみよう!ということにはなりません。教わりながら体験をしてみることで知識を覚え、安心、安全に海を楽しむことができます。体験は各地域のダイビングショップやダイビングサービスで行っています。ご興味のある方は、まずお近くの施設やショップに問い合わせてみましょう。
スキューバダイビングとスキンダイビング、そのどちらも海との 「一体感」 や 「浮遊感」、海の中でしか味わうことのできない非日常的な感覚は日々の疲れが吹き飛ぶくらい美しい世界です。
同時に、海はたくさんの生き物が暮らしています。暮らしを害する行為には気をつけましょう。また、一歩間違えれば命に関わる大きな危険をも伴います。マナーを守り、注意事項をしっかりと把握した上で楽しむことが大切です。
ぜひ、今年の夏は海の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか?
【 この記事を書いている人 】

&Green 海ライター
オーガニックカフェ店員、8年間の美容師を経て沖縄県石垣島に移住。スキンダイビング、海中フォトグラフ、海の環境について学びながらボランティア活動にも積極的に参加している。私生活では、環境にも体にも優しいお料理を届けるべく日々奮闘中。