登山の服装「レイヤリング」!!スポーツウェアとの違いとは?

アウトドア

6月に入り、草木が青々とする季節となりました。新緑の美しいこの季節は、登山をするには暑すぎず寒すぎず、ベストシーズンともいえます。そんな6月ですが、気になるポイントは「梅雨」ではないでしょうか。雨の日の登山は性能や服装に悩みますよね。そもそも登山ウェアの組み合わせや、スポーツウェアでの代用など、雨の日の登山では押さえておくべき情報が盛りだくさん。

今回は、雨の日の登山を安全に楽しむために、登山ウェアの組み合わせや、スポーツウェアでの代用などの各種ウェア情報について解説します。

登山の「レイヤリング」

登山では、重ね着をすることを大前提に、身体に近い側から順にベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤーと層によって異なる特性を持った服を着用します。これらには、保温性、伸縮性、防水性、透湿性などの性能に違いがあり、このように階層に分けて決めた服を着ることを「レイヤリング(重ね着という意味)」といいます。

具体的には、ミドルレイヤーは保温性などの温度調節機能が重要であり、アウターレイヤーは防水性や透湿性などを意識して選ぶことが大切。そして、アウターレイヤーは「一着あれば安心」の万能ウェアではなく、肌着となるベースレイヤーや中間にいるミドルレイヤーと組み合わせることで本来の効力が発揮されます。

登山のアウターレイヤー”レインウェア”の性能

アウターレイヤーに最適なのは、アウターとしての定番であり、山の必需品であるレインウェアです。

具体的には、表面を雨から守ってくれ、そして内側の湿気を外に逃がすことで登山中に雨や風で体が濡れたり冷えたりして、低体温症になるのを防いだり、汗を掻く程度の気温でも内部の蒸れを軽減し、快適にさせるような効果があります。

これは、常に着なければいけない服ではなく、雨が降っている時にザックから取り出して使うなど、限定的に使うものになります。また、100%必ず雨が降ったら着用しなければならないということでもなく、標高が低く湿度の高い真夏の低山で小雨などでは逆に暑すぎて危険ということもあります。

状況に応じて使えるようにしましょう。もちろん、使う使わないにしろ山には常に携帯するように心がけましょう。

登山に適したレインウェアを選ぶ際には、以下の機能を重視して選ぶようにしましょう。

・防水・防風性
・透湿性
・撥水性

など
レインウェアは保温性を目的とした設計ではないため、ベースレイヤーの登山ウェアなどで体温調整する必要があります。ただし、防風性能や空気の層を稼げることに違いはありませんので、防寒として使うことも可能です。

ベースレイヤー、ミドルレイヤーの性能

ベースレイヤー、ミドルレイヤー、の性能としては、以下の要素を意識して選ぶようにしましょう。

・吸水性
・速乾性
・保温性
・透湿性
・防水性

など

登山用のベースレイヤー、ミドルレイヤー、は高機能で安全ですが、スポーツウェアやレインウェアと比較すると高額です。

 

登山初心者はスポーツウェアで代用!

高性能な登山ウェアを準備しなくても、気軽に代用できるスポーツウェアでも登山を楽しめます。スポーツウェアは、伸縮性・速乾性・吸汗性に優れたアイテムが多いため、アウトドアウェアの代用品としての利用も可能。初心者で登山を気軽に始めてみたい方は、スポーツウェアを代用するのもおすすめです。

ただし、一つだけ絶対にやってはならないことがあります。それは、綿素材およびそれに準ずる、保水性の高い素材を着ることです。これは、思わぬ深刻な冷えの原因となります。どれだけ深刻かは、「綿 登山 遭難」で検索してみて実際の事例をみてみてください。

とはいえ、スポーツウェアで代用できるのは紛れもない事実、素材選びさえ間違わなければ登山の最初の一歩へのハードルを安全に下げてくれます。

登山ウェアのポイント

登山ウェアを選ぶ際は、高性能な機能が備わっているものを選ぶのはもちろんですが、それ以外にも意識して選ぶポイントがあるため、以下で詳しく解説します。

登山ウェア選びで確認しておきたいポイント

・遭難などを考慮した発色のいいウェア
・耐水圧は20,000mm以上
・透湿度10,000g/㎡/24h以上
・ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤー(レインウェア)を意識
・真夏でも2,000m級の山に登山する際はフリースがあると安心

特に色については最近のはやりを取り入れたアースカラー系の商品が多いですが、どうしてもそういった色が着たい場合は、ザックカバーなどの目立つ部分に発色の良い蛍光のものを選ぶなど対策をしましょう。全身全てアースカラーや黒のような目立たない色では遭難時の捜索や、今後ステップアップした山遊びをするのに不利に働くことが増えます。安全面の観点でも目立つ色の取り入れは心がけましょう。

おすすめの登山ウェア

登山ウェアは保温性、吸汗性、防水性などに注意して選ぶようにしましょう。以下では具体的なおすすめの登山ウェアを紹介します。

Columbia(メンズ):サンクチュアリⅡレインウェア

<商品概要>

セパレートタイプのため、横殴りの風雨でも安心して使えます。ポンチョよりも防水性に優れており、透湿性、耐久撥水加工のほか、袖や裾からの冷気の侵入を防ぐ機能が付いている点もおすすめ。

<商品詳細>

・商品名:Columbia シンプソン サンクチュリアⅡ レインスーツ
・素材:ナイロンタフタ2.5L(ナイロン100%)
・価格:12,980円(税込)

MILLET(レディース):防水透湿ジャケット LD TYPHON

<商品概要>

MILLET(ミレー)は、フランス発祥のアウトドアブランドでは初めてとなる、ヒマラヤ登山隊に装備を提供したメーカー。本格的な登山ブランドとして人気を集めています。LD TYPHONは、高い防水透湿性と普段使いできる実用性を兼ね備えたアイテムです。

<商品詳細>

・商品名:MILLET アウトドア防水透湿ジャケット LD TYPHON 50000 ST JKT
・耐水圧:20,000mm
・素材:DRY EDGE テイフォン50000 3層/ナイロン100% 耐久撥水
・価格:23,400円(税込)

HELLY HANSEN:ユニセックスフリースジャケット

<商品概要>

登山以外に、キャンプなどのさまざまなシーンで使えるシンプルで薄手のフリースジャケットです。保温性、通気性に優れた薄手のミドルレイヤーであり、環境に配慮してリサイクル素材で製造されています。140年以上の歴史を誇る、ノルウェーを代表する安全・快適性が魅力のアウトドアブランド。

<商品詳細>

・商品名:HELLY HANSEN
・素材:POLARTECMicro Recycle/100%ポリエステル
・価格:12,100円(税込)

登山ウェアは機能性を重視:まとめ

登山ウェアは、各層でそれぞれ別の機能を兼ね備えており、層によって吸汗性や吸水性、保温性、防水性、防風、撥水性などを意識して選びましょう。

ベースレイヤーやミドルレイヤーとして着用するウェアの性能と、アウターレイヤーである防水性の高いレインウェアを組み合わせて選びましょう。

今回の内容を参考に、ぜひさまざまな天候でも安全に楽しみながら登山できるようになってください。

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