熊野古道旅情紀行 02
5:00前に起きた。外はもう青白い。首に身代わり守りを下げ、買っておいた朝食を胃に押し込み、水を汲み、お世話になったゲストハウスを後にした。もう少し長く滞在していたかったほど素敵な宿だった。ひんや
5:00前に起きた。外はもう青白い。首に身代わり守りを下げ、買っておいた朝食を胃に押し込み、水を汲み、お世話になったゲストハウスを後にした。もう少し長く滞在していたかったほど素敵な宿だった。ひんや
北海道、男3人バックパックの旅僕は東京に住むデザイナー兼イラストレーターです。このコラムでは、山やトレイルに行けない時間に、私が描いた1枚の絵(1シーン)とともに、その絵にまつわる物語を少
みちのく潮風トレイル 第13話 「潮目」鍬台峠の手前で、思わず立ち止まりました。三陸浜街道の、かつての峠道の雰囲気が残る石積みと美しい広葉樹の森が、雨上がりの霧に煙っていて、タイムスリップした夢を
結局、原点回帰目標はアウトプットした方が実現しやすいらしい。メジャーリーガーの大谷翔平選手が、高校時代にマンダラチャートというのを使って、「ドラ1、8球団」という目標を達成するための方策を可視化し
国際線のゲートが閑散としているのを横目に、静かな空港の中を進んだ。飛行機の預け荷物のルールを忘れかけている自分にどこか悲しくなった。以前は、息をするように飛行機に飛び乗り、自分でも驚くようなスピー
みちのく潮風トレイル 第13話 「熊より怖い、あいつら」その晩は、公園でキャンプするつもりでした。しかし日暮れ近くなってもまだ行楽客が多く落ち着かないので、もう少し進むことにしました。車道をしばら
私は東京に住むデザイナー兼イラストレーターです。このコラムでは、山やトレイルに行けない時間に、私が描いた1枚の絵(1シーン)とともに、その絵にまつわる物語を少しだけお話しさせていただこうと思っています
2021/9/30 Day6 小赤沢 出口屋→苗場山山頂朝2:30頃に目が覚めてしまった。3:00にも目が覚めた。最終的に4:15に居てもたってもいられず布団からはい出た。静かで肌寒い部屋にまぶし
みちのく潮風トレイル 第11話 「ハイカーの性」うっかりしていました、鵜住居のコンビニで食料を補給すべきでした。この先、やたら長い箱崎半島と旧陸前浜街道の鳥谷坂を越えて釜石市の中心に入るまで、お店
素人ハイカーがいきなり80km歩けたワケ「おかげさまで」。誰かから受けた恩恵や援助に対し感謝を表すとき、割と気軽に口にできる便利なフレーズだが、その語源は神仏的なご加護を意味する“お陰”に“様”が
2021/9/29 Day5カタクリの宿テントサイト→小赤沢 出口屋よく眠れた。集落の中だからなのだろうか。とても安心して眠れた。ずっと寝ていたいのだが、いつもの早い起床のせいで5:30頃には目が
みちのく潮風トレイル 第10話 「先入観から逃れたい」ゴールデンウィークをまるまる使って、10日間しっかり歩く計画を立てました。八戸から歩き始めた「みちのく潮風トレイル」は、岩手県山田町の岩手船越
五色ヶ原の記憶 / その1私は東京に住むデザイナー兼イラストレーターです。このコラムでは、山やトレイルに行けない時間に、私が描いた1枚の絵(1シーン)とともに、その絵にまつわる物語を少しだけお話し
2021/9/28 Day3 野々海高原テントサイト→カタクリの宿テントサイト朝4:00頃に起きた。山の中を歩く日の出発は日の出前でないと落ち着かない。大学時代に染みついてしまった良い習慣である。
みちのく潮風トレイル 第9話 「猫島どうどうめぐり」3月の連休を前に、みちのく潮風トレイルの公式地図を隅々まで眺め、3日間で効率よく楽しめるセクションを検討しました。そして選んだのは、今まで歩いて
はじめて信越トレイルをスルーハイクしてみて徒歩―比較的運動強度が低く、人間を含め地上に暮らす多くの生き物にとっては基本的な移動手段である。都会でも田舎でも、老若男女問わずみんな歩いている。大多数の
みちのく潮風トレイル 第8話 「前を向く」重茂半島の川代集落の外れで、宮古市から下閉伊郡山田町へと入りました。トレイルルートはヘアピンカーブの車道をショートカットするように急斜面に付けられていて、
2021/9/27 Day3 グリーンパル光高荘→野々海高原テントサイト朝4:30に起きた。部屋の窓を開けると昨日の悪天候が嘘だったかのような星空が広がっていた。キッチンを使わせてもらい、トレイル