お花で気分を変えよう!花の歴史と色彩心理:第7回【レアでお洒落なバラの茶色】

暮らし

世界中で古代から愛されるバラは「花の女王」と評されることもあるほど。バラはもともとは野生の花ですが、品種改良がさかんに行われ、今ではバラの園芸品種の数は4万種以上にものぼります。

「ばら色」ってどんな色?

「ばら色の人生」など、言葉を耳にすることはあっても、ばら色が何色かというと答えられない方もいるかもしれません。「ばら色」というと、一般的にはローズピンクを指すのだそう。でも、「バラ=〇〇色」とは決められないほど、バラの花の色はバラエティーに富んでいます。今では当たり前になったカラフルな花の色も、その色ごとに品種改良で誕生した歴史があります。例えば紫色のバラは、不可能と言われる青いバラを産み出そうとする過程で誕生したのだそうです。

めずらしい茶色のバラ

多様なバラの花の色の中でも、特にめずらしいのが「茶色」です。枯れた花が茶色になるのではなく、もともと茶色を目指して開発されたバラが、今では何種類か流通しています。欧米では、茶色を含んだ色味の花には人気がないそうですが、日本ではお洒落な色として受け入れられています。茶色のバラを美しいと感じるのは「わび・さび」の感覚が根づいている日本ならではの感覚なのかもしれません。

品種名「コーヒーオベーション」

茶色のバラは、名前も「カフェラテ」「ジュリア」「コーヒーオベーション」「いおり」など、素敵なものばかりです。このような素敵な名前は新たな品種が生まれたときに、多くの人たちから愛されるよう心を込めて名づけられいるのではないでしょうか?世界各地でコンテストが行われる熾烈なバラの品種改良の世界で、努力を重ねている生産者の方の想いが伝わってくるような気がします。

他にも茶色の色の花はあるの?

花の色は、突然変異で現れためずらしい色が発見されることもありますが、多くの場合は、地道な品種改良の果てに生まれます。めずらしい茶色の花は、自然界で見られることはなく、品種改良が活発に行われている花に見られます。バラの他には、マム、ラン、カーネーション、コスモス、ヒマワリなどで、茶色の品種が生まれています。

茶色のバラの花言葉

品種名「ジュリア」

バラ全般の花言葉は「愛」「美」です。華やかなバラにぴったりの花言葉ですね。茶色のバラの花言葉は「ミステリアス」。なかなかない茶色のバラという存在そのものが神秘的なので、こちらもしっくりくる花言葉です。

茶色のバラの花言葉と色彩心理

茶色のバラの花言葉

バラ全般の花言葉は「愛」「美」です。華やかなバラにぴったりの花言葉ですね。茶色のバラの花言葉は「ミステリアス」。なかなかない茶色のバラという存在そのものが神秘的なので、こちらもしっくりくる花言葉です。

茶色の心理効果

茶色は、【土】【大地】などを表します。しっかりとした根を張り、大きな木となり実らせるためには大地が必要不可欠な存在です。そんな茶色は【安心感】【安定感】のある空間を与えてくれます。木のフローリングや木材インテリアなどの茶色をモチーフに住まいづくりをしていただくと、気持ちの面で安心感を高め穏やかな毎日を得ることも期待できるかもしれません。中でもベージュのような柔らかさのある茶色は白色が混ざることで開放感を与え、更にリラックス効果を高め安らぎをもたらします。他の色とも馴染みやすく、刺激が弱いことからインテリアにも調和する色とも言われています。

茶色を好む人

茶色を好む人は、包容力のある家庭的な人です。自分の考えをしっかりと持ちながらもおっとりとした雰囲気があるので周りの人へ安心感を与えます。あまり多くを語りませんが深い部分で芯が強く頑固な一面も持ってます。頑固さ故に融通の効かないところがありますが、そんな時は自然とふれあうことで寛容さを取り戻し、落ち着いて物事に対応ができていきます。

また、茶色を好む人は園芸や土いじりが好きな方が多いです。植物を育てたり、自家栽培や自然と触れ合うことが好きな方が多く一人の時間を過ごすことを大切にしています。人が集まるところはあまり好みませんが、決して人が嫌いなわけではありません。むしろ人が好きな方が多く愛情深く責任感が強い人です。誰もが嫌がることでも周りのためになら、と自ら進んで引き受けるとても頼りがいのある人です。語らずとも、求められれば自分の意見をはっきりと伝えられるので、人と強い信頼関係を築くことの出来る人です。

記事監修(色の心理効果):milieu
参考著書:色と性格の心理学

おわりに

今回は【茶色のバラ】と、【茶色の心理】について紹介しました。この機会に、お花と色彩心理から”自分らしく暮らす”ライフスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。次回は、第8回:お花で気分を変えよう!花の歴史と色彩心理【春の訪れを知らせるクロッカスの紫】です。ヨーロッパでは、春の訪れを知らせる花として親しまれるお花【クロッカス】【紫を紹介していきます。

↓↓今回参考にした著書はコチラ↓↓

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